インサイトテクノロジー、データマスキング製品「Insight Data Masking」のOffice向けアドオンを提供

　株式会社インサイトテクノロジーは14日、データマスキング製品「Insight Data Masking」において、Microsoft Office製品に対応したアドインとサポートを提供開始したと発表した。

　Insight Data Maskingはデータの保護と利活用を目的としたマスキングツール。データに含まれる個人情報等の機密情報を自動抽出し、さまざまなマスキングアルゴリズムを用いて、個人情報の匿名化や機密情報の秘匿化を高速に行えるという。

　今回発表されたOfficeアドインは、Microsoft Officeの画面上にて、文書を編集するのと同じ感覚でデータマスキングを施せるアドインで、マスキングの設定・実施ともに、Office画面のリボン上から選択できるため、複雑な設定も必要なく、専門的知識を持たない現場の担当者でも個人情報を匿名化できるとのこと。Microsoft Officeのアプリケーションは、Word・Excel・PowerPointに対応する。

Wordファイル マスキング画面イメージ

Excelファイル マスキング画面イメージ

　なおインサイトテクノロジーによれば、ISMS認証の新規格であるISO/IEC27001:2022の改訂において、データマスキングへの対応が追加されているが、企業内においてさまざまな部署で利用されるMicrosoft Office製品のファイル内には、個人情報をはじめとする機微な情報を含むことがあるため、ISMSの新規格に沿った安全なデータ保管・活用を行うには、Microsoft Officeファイルへのデータマスキングが必須になったという。

　同社では、こうした場合にOfficeアドインを利用すると、前述のように、現場担当者がMicrosoft Officeの画面上で匿名化を行えるため、対応作業を効率良く行えると、その効果をアピールしている。