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インサイトテクノロジー、データマスキング製品「Insight Masking」でAIによる墨消し機能を備えた新Editionを提供
2024年10月4日 06:30
株式会社インサイトテクノロジーは3日、高性能データマスキング製品「Insight Masking」について、AIによる高精度な墨消し機能を備え、PDF文書の墨消しにも対応した新Editionを提供開始した。
また、これに伴い、7月16日にリリースした「Insight Masking SaaS Edition」は、名称を「Insight Masking」SaaSプランに変更した。墨消しEditionは、仮想アプライアンスプランとSaaSプランの両方で利用できる。
Insight Maskingの墨消しEditionは、搭載されたAIにより迅速かつ正確に個人情報や機密情報を識別し、墨消しを行うことで、行政機関の業務効率を向上させる製品。
AIエンジン(Insight Asir)を用いた解析および高性能なルールベースに基づき、個人情報や、ユーザー定義による機密情報を自動的に検出する。Word、Excel、PowerPointなどのOffice文書のほか、PDF文書の墨消しにも対応し、業務で使われるさまざまな形式の文書で墨消し作業を効率化できる。
検出された個人情報・機密情報は、墨消し候補として表示し、これらを実際にマスキング対象とするか対象外とするかは、ユーザーが選択できる。また、AIで検知しきれない単語は、管理者側で検知設定を辞書登録や正規表現などによって自動検知対象に追加できる。同じ文字でもマスキングの必要性が異なる場合があるため、担当者側でフレキシブルに個別調整ができる。
自動検出以外にも、直感的なドラッグ操作によってマスキング対象を追加できる。また、自動検知・手動追加された墨消し候補は、個別に手動での削除もできる。
作業を一時中断して、その状態から作業を再開できる機能も備える。作業の進行状況はPDF形式で保存でき、再開時に保存されたファイルを読み込むことで、中断した時点から効率的に作業を開始できる。
ユーザーが、墨消し対象または対象外と判断した根拠を記録するためのメモ機能も搭載。後日の判断基準の確認や他の、メンバーとの共有が容易になる。メモが残っている単語にはマークがつくため、メモの有無は直感的に識別できる。
個人情報や機密情報のマスキング方法は、墨消しと文字置き換えの2種類から選択可能。いずれの方法でも、文書のレイアウトや書式を崩さずにマスキングできる。また、墨消し候補の単語リストをCSV形式で出力できるため、容易に確認作業を行える。