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キヤノンITS、ローコード開発「WebPerformer」で日立のRDBMS「HiRDB」を正式サポート

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は11日、ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」について、株式会社日立製作所(以下、日立)のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)「HiRDB」の正式サポートを、5月25日に提供開始すると発表した。

 WebPerformerは、Webシステムを素早く開発できるローコード開発プラットフォーム。直感的な開発、素早いリリース、自動生成による品質の均一化などにより、開発期間を短縮でき、システムを利用するビジネス部門と開発部門との共創型開発の実現や、ビジネス環境の変化にも柔軟に対応したシステム構築を可能とする。

 日立のHiRDBは、社会インフラを支える国産データベースとして、25年以上にわたり、公共団体や金融機関などを中心に、ミッションクリティカルな基幹システムに採用されている。最新版の「HiRDB Version 10」は、コンテナ環境への対応や、パブリッククラウド上での高速フェイルオーバーおよびオンライン中のデータベース再編成の実現、運用省力化などをサポートし、基幹システムのクラウド化ニーズに対応している。

 キヤノンITSでは、WebPerformerは簡易的なシステム開発への適用にとどまらず、大規模システムの複雑な要求・要件に対応した機能を実装しており、メインフレームで稼働している業務システムに対しても、短期間でのオープン化を実現するなどのニーズに応えてきたと説明。さらに、HiRDBを正式サポートすることにより、これまで以上に安心・安全なアプリケーションの開発が可能になるとしている。

 日立とキヤノンITSでは今後も、大規模システムを中心に多数の実績があるHiRDBに、高速かつ柔軟なアプリケーション開発を実現するWebPerformerが対応することにより、エンタープライズアプリケーション分野において、高い信頼性と柔軟性を両立させたシステム開発を実現するとしている。