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キヤノンITS、ローコード開発による内製開発体制構築と開発標準化を支援する「WebPerformer内製化支援サービス」を提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は5日、ノウハウ提供などによる開発体制構築の支援と、システム要件に合ったアプリケーション標準作成による開発標準化支援を行う「WebPerformer内製化支援サービス」を提供開始した。

 キヤノンITSでは、企業におけるDX推進の取り組みが加速する中で、ローコード開発の導入が広がる一方、あいまいな要件定義で開発を進めた結果、システムがユーザーのニーズを満たせないという問題が生じていると説明。また、安易なローコード開発ツール選定により、拡張性や保守性に課題が残るケースもあり、さらに社内体制やガバナンス体制が整備されていないことが重なり、システム品質が不安定になるという問題を抱える失敗も散見されるという。

 こうした状況に対応するため、企業の内製開発推進を支援するツールである「WebPerformer」を活用し、顧客自身で継続的なシステム内製化を実現できるよう、キヤノンITSが自社開発体制構築支援と開発標準化支援を行うWebPerformer内製化支援サービスを提供する。

「WebPerformer内製化支援サービス」概要

 サービスでは、WebPerformerで実現する機能を明確にするため、現在稼働中のシステムに関する資料の提示を受け、業務で使用しているテーブル、仕様などを確認する。その際、顧客による実現方法が不明な要件を洗い出し、WebPerformer標準機能とのギャップを一覧に取りまとめる。

 WebPerformerで開発標準化を行う上で、顧客が作成した命名規約や開発規約資料を受け取り、システム要件に合ったWebPerformerアプリケーション標準を作成する。また、WebPerformer標準機能で実現できない機能に対する開発方針を検討/決定する。

 WebPerformerで開発を行うにあたり、ひな形となるプログラムについて業務設計を行い、入出力機能要件/連携機能要件を確定します。確定後、ひな形の機能のプログラムを作成する。

 キヤノンITSでは、DXを推進するために、企業内のさまざまな立場からの知見を集め、顧客のニーズや要求に速やかに対応したサービスを提供する必要が高まっていると説明。WebPerformerは、今後の市場の動向やビジネスの変化に対応した機能強化を行い、顧客のシステム開発を支援するサービスを追加していく予定としている。