ニュース

大企業向け業務支援サービス「TeamSpirit EX April'22」、働き方を正確に可視化する機能などを提供

 株式会社チームスピリットは4月28日、大企業向けクラウド型業務支援サービス「TeamSpirit EX」の新版「同 April'22」を提供開始したと発表した。

 TeamSpirit EXは、同社のフラグシップサービスである「TeamSpirit」と同様、勤怠管理、経費精算、工数管理といった機能を備えながら、大企業の利用ニーズに応え、システム管理者の負担軽減に関する仕組みを備えたクラウドサービス。

 今回は、標準機能である工数管理と経費精算、勤怠管理の各機能、およびアドオン機能のプロジェクト管理ツール「TeamSpirit PSA」において機能強化を行った。

 このうち工数管理では、工数自動割当/工数ディクショナリ/カレンダー連携といった機能を新たに搭載した。工数自動割当では、Outlook等のカレンダーツールに登録されているスケジュール情報(業務内容)を、TeamSpirit EXの工数登録画面に自動出力し、登録済みの工数情報とのマッチング結果を自動判定可能にする。

 カレンダーから出力されたスケジュール情報が工数情報として未登録だった場合には、工数ディクショナリ機能を活用し、工数情報の追加・管理を行えるとのこと。勤怠管理機能と連動して業務時間と内容が自動集計されるため、従業員一人ひとりの工数や働き方データを手間なく、正確に取得・可視化できるという。

 経費精算では、経費申請画面上にスケジュール情報(Outlook等)を表示し、経費利用日のスケジュールを閲覧しながら入力を行えるようになった。さらに経費承認画面では、添付された領収書ファイルが標準でプレビュー表示される仕様を追加し、承認者の承認効率を向上させている。

 また、ルート検索することで走行距離を自動計算する、距離計算に基づく交通費精算機能(マイレージ機能)も利用可能になった。距離単価も任意で設定でき、自家用車等での移動による交通費精算が必要な場合に、作業の効率化を実現したとしている。

 勤怠管理では、日次確定申請機能により、デイリーでの勤怠確定を可能にした。これにより、労務上のリスクを低減させるとのこと。このほか、オフィスの入退室情報やPCのログイン情報を勤務時間の客観情報として取り込み、打刻時間との乖離(かいり)状況を確認する機能も搭載している。

 オプションのTeamSpirit PSAでは、プロジェクトの収支(売上/コスト)における予実管理、およびアクティビティ(工程)単位での進捗管理を可能にしたほか、蓄積した各種データ(プロジェクトメンバーの稼働率、稼働可能時間、稼働予定時間、稼働実績時間)を月次および年度で自動集計し、グラフィカルに表示できる「標準レポート」が追加された。