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チームスピリットの「TeamSpirit EX January'23」、インボイス制度の要件を満たした経費精算が可能に

 株式会社チームスピリットは27日、大企業向けクラウド型業務支援サービス「TeamSpirit EX」の新版「同 January'23」を提供開始すると発表した。

 TeamSpirit EXは、同社のフラグシップサービスである「TeamSpirit」と同様、勤怠管理、経費精算、工数管理といった機能を備えながら、大企業の利用ニーズに応え、システム管理者の負担軽減に関する仕組みを備えたクラウドサービス。

 今回の新版ではまず、経費精算機能において、2023年10月導入のインボイス制度に対応した新機能を追加した。従来より対応していた適用税率および消費税額に加え、適格請求書発行事業者の登録番号を支払先情報として登録可能になったため、インボイス制度の要件を満たした経費精算に対応するという。

 勤怠管理機能では、勤務表に表示する表示項目を、勤務体系ごとにカスタマイズ可能になった。残業時間やフレックスタイム制の対象労働時間等、勤怠管理を行う上で重要な情報を、従業員の勤務体系に応じ、勤務表に出し分けて表示できる。個人の勤務表上に具体的な数値が表示されることにより、必要な申請の漏れ防止や働き方の改善促進につながるとのこと。また、任意の入力項目を追加できるので、例えば、勤務地表示によるテレワーク管理や、出張先表示による出張管理など、各社のニーズに合わせた柔軟な業務管理が期待できるとしている。

 加えて、外部ツールにより取得・管理されている打刻、休暇、遅刻早退などの勤怠情報を素早く取り込む機能を追加した。従来は手入力する必要があったが、今回のアップデートにより、Excelからコピー&ペーストすることでTeamSpirit EXにまとめて入力を行えるとした。

 このほか、アドオン機能として提供されているプロジェクト管理ツール「TeamSpirit PSA」においてもアップデートが行われ、複数の集計軸でプロジェクトの予定・実績・差異などを表示できる標準的な集計項目が追加された。従来の「収支予実」「稼働率」に加え、「日次・月次」「プロジェクト別」「人別」の項目を掛け合わせた集計・比較が可能になっている。