ニュース

AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」、事業譲渡契約の自動レビュー機能を提供

 株式会社LegalForceは5日、クラウド型のAI契約審査プラットフォーム「LegalForce」において、和文での「事業譲渡契約」の自動レビューを開始したと発表した。これにより、LegalForceのレビュー可能類型が50類型(英文契約類型も含む)まで拡充されたという。

 LegalForceは、AIによる契約の自動レビュー機能をはじめ、条文検索、契約書ひな形・書式集などを提供する契約審査プラットフォーム。契約作成にかかわるデータを蓄積できるため、ナレッジシェアにも有効であるなど、契約業務の品質向上と効率化を同時に実現するとしている。

 今回、同サービスで自動レビューが可能になった事業譲渡契約は、企業が事業の全部または一部を他企業に譲渡する際に締結される、M&A(合併・買収)関連の契約のひとつ。他のM&A関連の類型と異なり、譲渡の対象になる資産や負債、契約関係などは、当事者間で自由に選択できるため、契約書作成時に検討すべきポイントも案件ごとに異なるなど、契約審査には一定の習熟が求められるという。

 その事業譲渡契約の自動レビュー対応によって、重要な条項の抜け漏れや不利な条項の見逃しを防ぎ、契約書審査の質を高められるため、よりスピード感をもった契約交渉の促進につなげられるとしている。また、事業譲渡契約の契約審査は、非常に時間と労力がかかる契約であることから、心理的な負荷を下げる役割も期待できるとした。