ニュース

AI契約管理システム「LegalForceキャビネ」、アップロードした契約書の類型選択を支援する新機能を搭載

 株式会社LegalForceは13日、利用者がAI契約管理システム「LegalForceキャビネ」にアップロードした契約書の類型の選択を支援する、「類型振り分け」機能を提供開始したと発表した。この機能により、ユーザーによる契約類型の確認作業や手動による契約類型の登録作業を支援し、契約管理における業務の効率化を実現するという。

 LegalForceキャビネは、AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」で培った自然言語処理技術と機械学習技術を活用して、自動で契約データベースを作成し、締結済みの契約書の管理を自動化するシステム。契約書をアップロードするだけで、文字起こし、契約情報(タイトルや契約締結日、契約当事者名など)の抽出を自動的に行って検索可能なデータベースに組み上げ、契約書の一元管理を実現すると、同時に契約リスクを制御可能している。

 今回追加された「類型振り分け」機能では、LegalForceキャビネに契約書をアップロードすると、AIが自動で契約類型の候補を表示し、利用者による契約類型の確認・判断を支援する。従来は、契約類型の情報を契約書ごとに手動で登録する必要があったために手間がかかっていたが、これにより、契約管理業務の効率化が期待できるとのこと。もちろん、自動で振り分けられた契約類型の情報が適切でなかった場合には、手動で契約類型の情報を変更することも可能だ。

 また、特定の契約類型の契約書を探したい場合、契約書タイトルに含まれるキーワードで検索する必要があったが、契約書タイトルを正確に記憶していないことも多く、目的の契約書を探すのに時間がかかることも課題となっていたとのこと。しかしこの機能により、契約類型の情報で契約書を検索できるようになり、検索作業の効率化も実現するとしている。