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ワンビシアーカイブズとNTT Comが提携、企業間取引の電子化プラットフォームを提供

 株式会社ワンビシアーカイブズとNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は11日、ワンビシアーカイブズの電子契約サービス「WAN-Sign」と、NTT Comのクラウド型請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード」(以下、BConnection)が連携すると発表した。両社では、見積もりから請求に至る一連の企業間取引を電子化するプラットフォームとして、同日より提供を開始している。

 両社が提供するプラットフォームは、電子契約書の作成、署名、保存など、電子契約に必要となる機能を提供するWAN-Singと、電子見積・請求書の作成、取り交わし・保存などの機能を提供するBConnectionを連携させ、企業間取引における一連の作業を電子化できるようにするもの。こうした作業がオンラインで実施可能となるため、書面の郵送が不要となり、リアルタイムな企業間取引が実現するほか、リモートワークやペーパーレス化の推進にも効果があるという。

 また、WAN-Signで管理する契約書での契約金額をもとにBConnectionで請求書を作成するなど、それぞれのサービスを一気通貫に利用して企業間取引の効率化を図れる点もも特徴。さらに、2023年より導入されるインボイス制度に準拠した適格請求書の発行にも対応するので、別途、適格請求書発行に対応するシステムを準備する必要もないとした。

 加えて、利用するERPシステムとのAPI連携により、大規模なシステム改修をすることなく、請求金額や内訳など、このプラットフォームで保持する請求関連のデータをERPシステムに転送可能になる。これによって、請求情報をERPシステムに転記する際のミス削減や業務効率化にも貢献するとのこと。