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パナソニック、IoTカメラで動作するアプリを購入できる「Vieureka Manager Marketplace」トライアル版をリリース

 パナソニック株式会社は9日、IoTソリューション「Vieureka(ビューレカ)」プラットフォームにおいて、Vieurekaカメラで動作するアプリケーションを出品・購入できるマーケットプレース「Vieureka Manager Marketplace」のトライアル版をリリースした。

 IoTサービスを構築するためには、一般的に、デバイス(カメラなど)で動作するアプリケーション開発に加えて、クラウドで動作するアプリケーションの開発も必要となるため、要求される開発スキルの範囲が広く、想定以上の開発コストがかかっていたとのこと。また、こうした理由から、短期間で実証実験を実施できずに、サービス検討を停滞させてしまったり、場合によってはサービス化自体を断念させてしまったり、といったことも起こっていたという。

 そこでVieurekaプラットフォームでは、新たにサービス開発を行うパートナー企業の開発負荷を軽減できるよう、ほかのパートナー企業が開発したカメラ用のアプリケーション(以下、カメラアプリ)を購入・利用できる仕組みを整備しており、今回、Vieureka Manager Marketplaceのトライアル版の提供に至ったとした。

 トライアル版では、映像をカメラ内のSDカードに録画するものや、一定間隔で取得した複数枚のカメラ画像から背景画像を抽出するものなど、パナソニックが開発したカメラアプリを無償で購入・利用でき、今後は、パートナーが開発したカメラアプリ(有償版も含む)を公開できるようする予定。

 現時点では、以下の5つが公開されている。

・動体除去アプリ
・SDカード録画制御アプリ
・照度値収集アプリ for VRK-C201
・カメラ露出時間・ゲイン値収集アプリ for VRK-C301
・[デモ版] ARマーカー認識アプリ for VRK-C301

 なおVieureka Manager Marketplaceには、Vieureka Managerに新規追加された「Vieureka Manager Marketplace」メニューからアクセスでき、数クリックでカメラアプリ購入からインストールまでを実行可能。カメラアプリのインストールは遠隔から行えるので、カメラ設置場所に出向かず導入・運用を行える。