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パナソニック、AI搭載「Vieureka」カメラにAWSへのストリーミング機能を搭載

 パナソニック株式会社は24日、AIを搭載したVieurekaカメラ「VRK-C301」で、Amazon Web Services(AWS)に動画をストリーミングできるサービス「Amazon Kinesis Video Streams(以下、KVS)」に対応する機能を搭載したと発表した。

 パナソニックでは、本体でAI処理が可能なVieurekaカメラと、カメラ上で実行されるAIベースのアプリケーションを遠隔から個別アップデート・管理可能なクラウドベースのマネジメントソフト、アプリケーションを開発するためのソフトウェア開発環境で構成されるVieurekaプラットフォームを提供している。

KVS対応機能の構成

 今回、Vieurekaに新しく搭載したKVS対応機能により、カメラ映像を直接AWSにストリーミングして保存で、保存された映像データをAWSの他のサービスから利用できるようになる。これにより、ディープラーニングの分野では、学習用映像データの収集にかかっていた手間が省け、利用者はディープラーニングを用いた機械学習モデルの構築・精度向上に集中できるようになる。

 また、複数台のカメラの映像も簡単に取得できるため、多様な映像を利用した学習も容易になり、モデルの精度向上にかかる時間短縮も見込める。さらに、KVSに保存された映像は、AWSの他のサービスからも簡単に利用でき、さまざまな用途にも活用できるとしている。

 パナソニックでは今後も、より簡単かつ安全な画像解析の環境を提供できるよう、Vieurekaプラットフォームのアップデートを行っていくとしている。