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パナソニックが来客分析サービスを強化、マスク着用時でも来店客の性別・年齢を推定可能に

検出イメージ(実際にはカメラから画像は出力・保存されないとのこと)

 パナソニック株式会社は16日、IoTソリューション「Vieureka(ビューレカ)」プラットフォームの中で提供している「Vieureka来客分析サービス」において、マスクを装着したままでも来店客の性別・年齢を推定できる機能を開発した。10月より、グランフロント大阪・南館内にあるショウルーム「パナソニックセンター大阪」でテスト運用を開始し、12月から新機能として提供する予定。

 Vieureka来客分析サービスは、Vieurekaカメラ内の画像解析アプリにより、来店客の人数や、性別・年齢・滞留時間といった属性情報をデータ化するとともに、商品棚の陳列状況の変化をグラフィカルに確認できるサービス。しかし人数や属性情報の取得においては、コロナ禍以降、大多数の来店客がマスクを装着する状況となったため、性別と年齢の属性を推定できないという課題が発生していたという。

 そこで今回、PUX株式会社が開発した、ディープラーニング(深層学習)の手法を活用した顔検出エンジンをVieurekaカメラ「VRK-C301」に搭載することで、マスク装着時においても性別と年齢の推定を可能にしたとのこと。

 これにより、来店客の属性のデータ化が再び可能になり、引き続き、属性情報を店舗のマーケティングデータとして活用できるようになったとしている。