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MCデジタル・リアルティ、同社データセンターでマルチフィード/JPIXのIXサービスを提供

 MCデジタル・リアルティ株式会社(以下、MCDR)は25日、インターネットマルチフィード株式会社(以下、マルチフィード)および日本インターネットエクスチェンジ株式会社(以下、JPIX)と、MCDRのデータセンターにおけるIXサービスの提供に関して合意したと発表した。

 MCDRでは、国内外の顧客により高まるIX接続需要を受け、マルチフィードとJPIXの各社と個別に協議を進めてきたと説明。今回の合意により、対象となるデータセンターキャンパス内の顧客は、マルチフィードとJPIXのIXサービスが利用可能となる。

 マルチフィードは、MCDRのNRTキャンパス(印西エリア)で、IXサービスを提供する。サービス開始時期は2022年5月予定。

 マルチフィードでは、IXサービスである「JPNAP東京」の提供拠点を、首都圏の都心エリアのデータセンターに加え、多くのデータセンターが集積する印西エリアのデータセンターへ拡大しており、今回、NRTキャンパスを提供拠点に追加し、印西エリアにおけるサービス強化を図ると説明。NRTキャンパスへ接続拠点を設置することで、クラウド・コンテンツ事業者を中心とした利用者は、都心までのアクセス設備を準備することなく、JPNAP東京に接続し、国内外のインターネット接続事業者やコンテンツ事業者と相互接続し、インターネットトラフィックを効率的に交換することが可能になるとしている。

 JPIXは、MCDRのNRTキャンパス(印西エリア)およびKIXキャンパス(大阪北部エリア)で、IXサービスを提供する。サービス開始時期は2022年3月予定。

 JPIXでは、大手クラウド事業者だけでなく、一般企業向けにも1ラック単位からコロケーションサービスを提供しているNRT10、KIX11に、高速・低遅延・高可用性を実現するIXポートサービス提供用の接続ポイントを設置することで、アクセス系事業者やコンテンツ事業者など、より多くの顧客の環境改善に貢献するとしている。