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MCデジタル・リアルティ、大阪KIXキャンパス4棟目のデータセンターを開設

 MCデジタル・リアルティ株式会社(以下、MCDR)は17日、同社の大阪KIXキャンパスにおいて、4棟目となるKIX13データセンター(以下、KIX13)を開設したと発表した。

 MCDRでは、データセンターの需要が引き続き見込まれる関西圏において、KIX13は最大21MWのサーバー用電源が提供可能な信頼性の高いデジタルインフラソリューションを顧客に提供すると説明。MCDRの関西KIXキャンパス全体のIT電力容量は70MWを超え、急増するデジタルインフラ需要に応えるキャパシティを提供していくとしている。

 また、キャリアニュートラルな大阪KIXキャンパスは、日本にとどまらずAPAC、さらには世界のデータコミュニティへの接続を強化する重要な柱になると説明。MCDRは、相互接続プラットフォーム「ServiceFabric」を提供し、27カ国50都市300以上のデータセンターからなるデジタル・リアルティグループとKIXキャンパスを含む日本拠点であるMCDR、およびそのパートナーを含む複数の事業者のネットワークおよびクラウド接続を統合することで、顧客のハイブリッドクラウドニーズに応えるエンドツーエンドのサービスを実現し、顧客のビジネス拡大を支援するとしている。

 MCDR代表取締役社長の手塚万峰氏は、今回のデータセンター開設について、「KIX13は当社が運用する他データセンターと同様、大手クラウド事業者やコンテンツ事業者向けに設計されており、柔軟な拡張性、高負荷サーバーにも対応する電力供給能力、そして国際規格に準拠した高いセキュリティ水準を持ち合わせております。また、同キャンパス内では、一般企業向けにもコロケーションサービスを提供しております。当社は“従来の”データセンタービジネスにとどまらず、お客様の新たなビジネス機会や付加価値を生み出す次世代の相互接続プラットフォームを構想してまいりました。KIX13含む当社のデータセンターの利点を生かし、お客様のDXを支えるデータセンタープラットフォームを提供すべく、今後も当社PlatformDIGITALの充実に努めてまいります」と述べている。

KIXキャンパスイメージ