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TOKAI COM、MCDRの首都圏・関西圏データセンターに通信サービスの接続ポイントを開設

 株式会社TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAI COM)とMCデジタル・リアルティ株式会社(以下、MCDR)は23日、MCDRのNRT10データセンター(千葉県印西市)およびKIX12データセンター(大阪府箕面市)に、TOKAI COMが提供するキャリア・企業向け通信サービス「BroadLine」の接続ポイントを2022年3月に開設すると発表した。

 TOKAI COMでは、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に取り組む中で、ビジネスのオンライン化が進展しており、これに伴ってデータトラフィックも増加傾向にあり、大容量データを安定して伝送する広帯域な通信サービスの需要がますます高まっていると説明。こうした需要への対応として、10Mbps~100Gbpsまで、利用用途に合った柔軟な帯域が提供可能な通信設備を、MCDRのNRT10データセンターとKIX12データセンターに新設するとしている。

 MCDRは、1ラック単位から利用できる、エンタープライズ向けコロケーションを首都圏・関西圏で提供している。今回、TOKAI COMがBroadLineの接続ポイントを開設するNRT10データセンターとKIX12データセンターは、スペースやサーバー用電力の不足を気にすることなく、要件に応じて柔軟にデータセンターを利用できるとしている。

 また、KIX12が存在するKIXキャンパスでは、隣接するKIX10、KIX11、KIX12、および現在建設中のKIX13(2023年開設予定)の各データセンターがキャンパスコネクトで相互につながっているため、ユーザーはキャンパス内のどのデータセンターからでもTOKAI COMのサービスを利用できる。

MCDR KIXキャンパス

 TOKAI COMのBroadLineは、TOKAIグループが保有する光ファイバーと、日本国内に100カ所以上ある接続ポイントを活用して、拠点間通信サービス、インターネット接続サービス、大手パブリッククラウド接続サービスを提供している。今回の接続ポイント開設により、MCDRのデータセンターを利用するユーザーは、構内配線で接続ポイントにシームレスに接続できるため、短納期で通信サービスを低コストで利用できる。また、接続先としては、MCDRのデータセンター間に加えて、大手クラウドサービスとの接続、インターネット接続、国内および海外拠点との接続に対応する。

 TOKAI COMでは、TOKAI COMとMCDRのサービスを組み合わせることにより、ユーザーは大切な情報資産を安心して預けられるデータセンターと、安定した広帯域回線で東京・大阪エリアのロケーションを意識しないデータ交換を実現するインフラを利用できるとしている。

TOKAIコミュニケーションズのキャリア・企業向け通信サービス「BroadLine」