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ハンモックのAI-OCRソフト「AnyForm OCR 8.2」、手書き日本語文字を認識するAI-OCRエンジンを標準搭載

 株式会社ハンモックは、AI-OCRソフト「AnyForm OCR」の新版「同 Ver8.2」を2月中旬より提供開始すると発表した。

 AnyForm OCRは、業務で利用される多様な帳票に対応したAI-OCRソフトウェア。従来OCRは固定帳票にしか対応できなかったため、活用できる帳票が限定されてしまったが、AnyForm OCRは、自社で作成した固定帳票だけでなく、取引先システムから出力されたさまざまなレイアウトの帳票にも活用できるという。

 そのAnyForm OCRにおいて日本語の手書き文字をOCR処理する場合には、従来、AnyForm OCRのライセンス料金とは別に、AI-OCRエンジンを利用するためのオプション料金(従量課金制)が必要だったが、今回の新版では、自社開発のAI-OCRエンジンを標準機能として組み込んだ。これにより有償オプション契約が不要になり、AI-OCRエンジンが定額制で利用可能になったため、処理項目(切り出し画像)数に応じて課金されるサービスと比べて、費用面で安心して利用できるとしている。

 また今回は、オンプレミス環境でAI-OCRソフトが利用可能になった。インターネットが使えない環境でも利用できるので、個人情報や機微情報を多く取り扱う金融機関や自治体等の業務においても、外部にデータを出すことなくOCR機能を利用できる。

 なおAnyForm OCRは、OCR処理枚数が無制限のDesktop版(1台のPCで集中処理)と年間処理枚数に応じて料金が異なるEnterprise版(複数台のPCで分散処理が可能)が提供され、それぞれに一括買い取りライセンスと年間サブスクリプションライセンスが用意されている。