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ハンモックのOCRソフトウェア「AnyForm OCR 8.4」、精度を強化したAI-OCRエンジンを新たに搭載

 株式会社ハンモックは19日、書式を問わないOCRソフトウェア「AnyForm OCR」の新版「同 Ver.8.4」を、8月上旬より販売開始すると発表した。今回はOCRエンジンの強化、マスターデータのインポート/エクスポートの自動化などが行われている。

 AnyForm OCRは、業務で利用される多様な帳票に対応したAI-OCRソフトウェア。従来型のOCRは固定帳票にしか対応できなかったため、活用できる帳票が限定されてしまう点が課題だったが、AnyForm OCRは、自社で作成した固定帳票だけでなく、取引先システムから出力されたさまざまなレイアウトの帳票にも活用できるという。

 今回の新版では、データ入力サービス「WOZE(ウォーゼ)」の運用データを用いて新たに開発したAI-OCRエンジンを搭載した。同エンジンは、人間による目視チェック済みの高精度な文字情報を学習しており、より高精度なOCR処理が可能とのこと。

 また、基幹システムのマスターデータ(商品、取引先)からAnyForm OCRのマスターへのインポートが自動化されたほか、AnyForm OCRによって生成した新たなマスターデータ(同)の、基幹システムへのインポートも自動化されている。

 さらに、利用頻度が高い機能の画面表示速度を向上させた。具体的には、利用者によるデータの確認修正画面(ベリファイ画面)、帳票一覧、マスタデータ管理画面が高速化されたとのこと。