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ハンモック、OCRソフトウェア「AnyForm OCR」をLGWAN-ASPサービスとして提供へ

 株式会社ハンモックは12日、OCRソフトウェア「AnyForm OCR」をベースにした地方公共団体向けのサービス「AnyForm AI OCRサービス for LGWAN」を、LGWAN-ASPに登録完了したと発表した。

 地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営するLGWAN(総合行政ネットワーク)は、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続したセキュアな広域ネットワーク。単にネットワーク機能を提供するのみならず、LGWANのユーザーである地方公共団体の職員に対し、LGWANを介して各種行政事務サービスを提供するLGWAN-ASPが提供されており、現在では、さまざまなサービスがセキュアに利用可能になっている。

 一方、地方公共団体ではさまざまなサービス提供を行っているため、日々大量の書類が発生しており、その入力処理の効率化が課題となっている。この解決策としてはOCRが有効的であるものの、多くの個人情報を扱っている制約から、パブリッククラウド型OCRを利用することができなかったとのこと。

 そこで、こうした課題の解決を支援するため、セキュアな閉域網であるLGWAN経由でAnyForm OCRを利用できるように、AnyForm AI OCRサービス for LGWANをリリースすることにしたという。近々に実証実験を開始し、本格的なサービス提供に向けて取り組みを進めるとしている。

 なお同サービスでは、画像全体ではなく、指定項目のみLGWAN経由でAI OCRエンジンに受け渡す仕組みを採用しているため、より安全に利用できるとのことだ。