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ハンモックの「AnyForm OCR Ver.7」、2つのOCRエンジンを利用し結果確認時の作業負担を軽減

 株式会社ハンモックは7日、OCRソフトウェア「AnyForm OCR」の新版「同 Ver.7」を同日より販売開始する。

 AnyForm OCRは、デザイナーツールを用いて、取引先帳票を簡単にOCR設計できるOCRソフトウェア。OCR項目を座標指定する従来方式、OCR項目をキーワードとして登録する方式の2つに加えて、OCR項目や読み取り設定が不要な技術「自律型OCR」に対応しており、OCRの初期作業となる、帳票設計作業を効率的できる点を特徴としている。また、OCR結果を確認する際には、マスタ連携や明細項目の自動演算処理機能などの実践的な機能により、効率良くデータ化できるという。

 今回の新版では、活字のOCRにおいて、AI型OCRエンジンと従来の非AI型OCRエンジンを併用する「WOCR(ダブルOCR)」機能を新たに搭載した。同機能では、性質の異なる両OCRエンジンの結果を比較して一致・不一致を判定できるようにしており、ハンモック社内の独自テストの結果では、全体の約85%が一致し、約15%が不一致になったとのこと。

 ハンモックでは、データ入力時間とオペレーター費用を削減するため、結果が一致した場合については目視チェックをせず、不一致となった対象だけを目視チェックする運用を推奨するとした。

 さらに今回は、ベリファイ画面の操作性強化を強化。商品コードと商品名があらかじめ印刷されている注文書などで、注文数量が記載されている行だけを確認対象とすることができる。従来は空白行をタブボタンなどで進める必要があったが、必要な行だけを集約して作業できるようになったため、業務効率の向上が見込めるとのことだ。

WOCRの仕組み