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ハンモックのOCRソフトウェア「AnyForm OCR 6」、外部データベースとの直接連携に対応

 株式会社ハンモックは2日、取引先帳票対応OCRソフトウェア「AnyForm OCR」の新版「同 Ver.6」を販売開始すると発表した。

 AnyForm OCRは、デザイナーツールを用いて、取引先帳票をOCR設計できるOCRソフトウェア。OCR項目を座標指定する従来方式、OCR項目をキーワードとして登録する方式の2つに加えて、OCR項目や読み取り設定が不要な技術「自律型OCR」に対応しており、OCRの初期作業となる、帳票設計作業を効率的できる点を特徴としている。

 従来版では、AnyForm OCR内にマスタ情報を保存する場合、基幹システムなどのデータベースをエクスポートし、AnyForm OCRにインポートする必要があったが、今回の新版ではSQL Serverのデータベースとの直接連携に対応。マスタ情報を同期させるための手間が不要となった。なお、対応データベースは順次追加される予定とのこと。

 また、OCRに必要な項目や読み取り方法などの定義情報があらかじめプレインストールされ、帳票設計不要で利用いただける特定帳票特化型のOCRエンジンを強化した。従来版では難しかった、罫線のない帳票への精度向上や印影除去機能の追加により、認識できる帳票が40%向上したという。

 さらに、1枚に複数の帳票があるレイアウトにも対応可能になった。例えば注文書には、注文番号が異なる2枚の注文情報が上部と下部に記載されている場合があるが、こうした複雑なレイアウトの帳票でも対応できるとしている。