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ハンモック、自律型OCR機能で初期設定作業を不要にした「AnyForm OCR 5.3」

クラウド環境でも利用可能に

 株式会社ハンモックは3日、取引先帳票対応OCRソフトウェア「AnyForm OCR」の新版「同 Ver.5.3」を、同日より販売開始すると発表した。

 AnyForm OCRは、従来のOCRソフトが苦手としてきた、取引先システムから出力される帳票に対してもOCR処理を行える製品。OCRソフトでは一般的に、明細行が増減する「可変明細帳票」への対応が難しかったというが、AnyForm OCRは独自の画像認識処理を用いることにより、そうした帳票に対してもOCR処理を行えるほか、OCR帳票を設計するデザイナーの操作性が高いため、多種類の帳票も効率的に設計できるという。

 今回の新版では、AnyForm OCRの帳票設計方法の1つ「キーワード指定方式」を進化させ、「自律型OCR」機能を新たに搭載した。OCRは従来、帳票に対して文字認識させる場所(項目)を設定する「帳票設計作業」が難しく、導入時に手間と時間を要してたが、自律型OCR機能では、帳票種類ごとにOCRに必要な項目や読み取り方法などの定義情報をあらかじめプリインストールして提供するため、すぐに利用を開始できるという。なお今回は第1弾として、注文書に特化した帳票モデルを提供する。

 また今回より、AnyForm OCRをクラウド環境で利用できるようになった。ハンモックが企業ごとのホステッドプライベートクラウド環境を用意し、サービスとして提供する。

 価格は、「AnyForm OCR Desktop オンプレミス版」が1システム200万円(税別)から。「AnyForm OCR Desktop クラウド版」が1システムで年間120万円(税別)から。