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AI insideとドリーム・アーツが提携、AI-OCRで紙業務のデジタル化を支援

SmartDBで作成された業務アプリにてDX SuiteのOCR機能が利用可能に

 AI inside株式会社と株式会社ドリーム・アーツは8日、AI insideのAI-OCR「DX Suite」とドリーム・アーツの大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB」がAPI連携したと発表した。これにより、両製品の利用者は、SmartDBで開発した業務アプリケーションにおいて、契約書・申請書・請求書などの紙帳票のデータ入力自動化を図れるという。

 SmartDBは、ワークフローとWebデータベース機能を備えた業務デジタル化クラウド。ノーコード/ローコードで業務アプリケーションを作成できるため、現場主体で業務プロセスのデジタル化を行えるという。ただし、従来、こうして作成された業務アプリケーションへ紙帳票の情報を転記するためには、アプリケーション内のフォーム画面において、テキストや数値を手作業で入力する必要があり、多くの取引や社内手続きが発生する大企業では、作業量も膨大になっており、その削減が課題だったとのこと。

 今回の連携はこうしたニーズに応えるためのもので、SmartDBで作成された業務アプリケーション上へ画像データを取り込むと、DX SuiteのAI-OCR機能を用いて、契約書・申請書・請求書などの情報を自動でデジタルデータ化できるようになった。

 これによって、紙の契約書・申請書・請求書のPDFや画像データを迅速にデジタルデータ化可能になり、従来のデータ入力業務を不要としたことで、データ入力の工数や入力ミスの削減を実現。また、これまで紙帳票で保管されていた書類がデジタルデータ化されることにより、書類管理コストの最適化や、他システムと連携したデータ分析も可能になるとしている。

 なお、連携機能を利用するためには、DX SuiteおよびSmartDBにそれぞれ申し込む必要があるとのこと。なお、さまざまな業務にて検証を行えるように、3月1日より、サンプルデータの無償提供も開始する予定だ。