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SCSK、SAP S/4HANAの機能拡張開発ソリューション「Add-Value for SAP BTP」を提供

 SCSK株式会社は29日、SAPのクラウド基盤「SAP Business Technology Platform」を活用して、SAP S/4HANAの機能拡張開発を行うソリューション「Add-Value for SAP BTP」の提供を開始した。

 Add-Value for SAP BTPは、SAP Business Technology Platformに、SCSKがクラウドネイティブ開発の実績から得た独自の機能・部品を付加したソリューション。これにより、SAP Business Technology Platformを効率的に活用し、SAP S/4HANAの標準機能では対応できない各社固有のアドオン機能を開発することを可能にする。

ソリューションの概要

 クラウドネイティブ開発を効率化させるSCSK保有のアプリケーション基盤から、SAP Business Technology Platform上に適用可能な機能を抽出して利用することで、SAP Business Technology Platform上のJavaアプリケーション開発を効率化する。

 これにより、SAP関連技術者だけでなく、Java開発技術者がSAPの機能拡張開発を容易に行えるようになると説明。SCSKには、Java開発技術者が多数在籍しており、こうしたノウハウを持つ技術者がSAP S/4HANAの導入および周辺開発を行うことで、SAP S/4HANA導入における人的リソース不足解消と開発生産性向上を実現するとしている。

 SCSKでは、SAP Business Technology Platformの活用を促進することで、インフラの保守を必要とせず、アプリケーションを短期間で構築できるPaaSのメリットを生かし、変化に柔軟に対応できる時代に合った基幹システムの構築を支援すると説明。2025年までに、20社に提供することを目標とするとしている。