ニュース

NECとUrbanChain、AI降車検知を活用した次世代駐車場サービスの実証実験を開始

 日本電気株式会社(以下、NEC)は、UrbanChain株式会社(以下、UrbanChain)と共同で、次世代の平面駐車場サービスに関する実証実験を9月より開始すると発表した。両社では、安全性と利便性を向上させる新たなサービスの実現可能性を検証するという。なお、場所は福岡県福岡市の平面駐車場で、期間は約1カ月間を予定している。

 近年、駐車場車両内で運転手が体調不良や急病を発症し、発見が遅れる事案などが起きている。また多くの駐車場では、車両が入場した時点から課金が始まる仕組みが一般的であり、場内の混雑で実際に駐車するまでに時間がかかる場合や、送迎やUターンなど駐車を目的としない利用でも課金対象となるケースがあるとのこと。

 そこで今回は、UrbanChainの自動決済機能を備えた駐車場管理システム(以下、駐車場OS)と、NECの画像認識AIを活用した降車検知技術を連携させ、利用者が実際に降車したタイミングを課金の起点とするための実証実験を実施する。

 技術面では、AIによる降車検知の有効性や、駐車場OSと降車検知技術のシステム連携、長時間降車が確認できない車両の検知といった検証を実施。さらに、将来的な商業施設向け来訪分析での利用に向けて、降車人数カウントの精度の検証も実施する。

 また事業面では、実運用に適したカメラの台数・設置場所、長時間降車が確認できない車両の検知による安全・安心機能の有益性、降車を起点とした課金モデルといった点を検証する。

 両社では、今回の実証実験を通じて、安全・安心で利便性の高い駐車場利用の実現を目指し、次世代の駐車場サービスモデルの確立に取り組むほか、将来的には、降車人数の把握や施設来訪者の動向分析など、商業施設向けデータ活用サービスへの展開も見据えて検証を進める。あわせて、平面駐車場だけでなく機械式駐車場を含む駐車場DX領域への適用拡大も視野に入れているとのことだ。