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Sansanの請求書管理サービス「Bill One」、SCSKのSAP S/4 HANA関連ソリューションと連携

 Sansan株式会社とSCSK株式会社は10日、Sansanのクラウド型請求書管理サービス「Bill One」と、SAP製品の効率的な導入を支援するSCSK株式会社の「Add-Valueシリーズ」が連携すると発表した。

 Bill Oneは、郵送で届く紙の請求書やメールに添付されるPDFの請求書など、さまざまな請求書をオンラインで受領・データ化する請求書管理サービス。クラウド上で請求書を受領するサービスとしてスタートした後、請求書の発行・送付機能、請求書の作成機能を追加するなど、継続的に機能強化が行われている。

 一方のAdd-Valueシリーズは、SAP S/4 HANAの効率的な導入を支援するトータルサービスで、商社や組立製造業に特化した導入テンプレート、導入前の適合性検証サービス、SAP ERPからSAP S/4HANAへの移行支援サービスなどを提供している。

 両社では今回、このAdd-ValueシリーズとBill Oneを組み合わせたSAPユーザー向けソリューションパッケージ「Add-Value for DX/インボイス管理 with Bill One」を提供する。同パッケージでは、Bill Oneで受領しデータ化された請求書情報を、SCSKの独自APIを介して、SCSKのノーコード開発ツール「CELF」で構築したSAP ERPへの仕訳補完機能や、業務改善プラットフォーム「intra-mart」の伝票承認ワークフローに連携できるようにする。これにより、伝票の確認、承認、文章登録、伝票転記といった一連の業務がスムーズに進められるようになるという。

 またBill Oneでは、請求書の受領、電子化、電子帳簿保存法の要件を満たす形で保存できるため、利用企業の経理業務の負荷を軽減するとのこと。

 なお、これらの連携機能の利用には、Add-Value for DX/インボイス管理 with Bill Oneに含まれる各サービスの契約が必要になる。