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日本オラクル、データを中心とした企業DXを支援するスタートアップサービスを提供

 日本オラクル株式会社は10日、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する施策として、顧客のビジネス・バリューチェーンの理解からデータの鳥瞰(ちょうかん)図を作成し、データを中心とした顧客のDXを支援する「Data Driven Digital Transformationスタートアップ・サービス」の提供を開始した。

 Data Driven Digital Transformationスタートアップ・サービスは、データとデジタル技術に着目し、製品やサービス、ビジネスモデルの変革を支援する。日本オラクルが企業経営層との対話を通じて得られた、業務とITのコラボレーションの実現、ビジネスプロセス改善によるITの有効活用といった、DXに係る主要な課題解決を目指し、約3カ月でDXの具現化と成功実績を導き出す。

 サービスでは、顧客と日本オラクルがビジネス・バリューチェーン、競争優位性の共通理解を行い、ビジネス・バリューチェーンを元に、競争優位性の源泉となるデータ鳥瞰図を作成する。

 さらに、データ鳥瞰図を使いながら、ビジネスユーザーとIT組織のワークショップを行い、データ利活用戦略を策定。データ利活用戦略に基づき、日本オラクルのコンサルタントが、「Oracle Cloud Infrastructure」で実装する最新デジタル技術を活用しながら体験できるデジタルテクノロジーラボ(Digital Technology Lab)を実施する。

 サービスは、オラクルが提供するERPをはじめとした業務基幹システムの導入や、運用支援の実績を有する日本オラクルのコンサルティング部門が提供。企業が持つべきデータや価値についての知見およびノウハウを活用し、変化の激しいビジネス環境における競争優位を確立するビジネスとITの融合を実現するとしている。