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日本オラクル、「Oracle Cloud」の導入メリット最大化を支援するコンサルティングサービスを提供開始

 日本オラクル株式会社は9日、「Oracle Cloud」導入メリットの最大化を支援するコンサルティングサービス「Cloud Center of Excellence(CCoE)サービス」の提供を開始した。

 CCoEサービスは、日本オラクルのクラウド導入や移行の経験と知見に基づき、アセスメント、ポリシー策定からナレッジ、人材育成まで、組織的な対応を包括的に支援する。

 日本オラクルでは、CCoEを、クラウドを活用してビジネスを変革するためのクラウド戦略、ガバナンス、ベストプラクティスの開発と管理を担当し、クラウドの導入、移行、運用において組織全体をリードする部門横断的なチームとして位置付けている。CCoEサービスでは、顧客がOracle Cloudの戦略的な活用、スピード・アジリティの実現、安定した運用と人材育成といった、導入メリットを最大化するための組織となるCCoEの設置と組織運営を支援する。

 CCoEは、クラウド導入および活用において、「アセスメント&ロードマップ」「ポリシー策定&CCoE立ち上げ」「ガバナンス&ガイドライン」「プロジェクト・サポート」「オペレーション」「ナレッジ&人材育成」の6カテゴリーの施策を統合的に実施し、日本オラクルは各カテゴリーにおいて顧客への支援を提供する。

 「アセスメント&ロードマップ」カテゴリーでは、現有IT資産の把握、見える化、分析などクラウド化に向けたIT資産の棚卸しを短時間で実施し、多数のシステム基盤に対して設計、構築、運用してきたナレッジをもとに、移行プランを策定する。

 「ポリシー策定&CCoE立ち上げ」カテゴリーでは、企業内の技術に対する組織の立ち上げ、運営支援の豊富な経験や知見をもとに、具体的なクラウド導入ポリシーの策定と、CCoE組織の立ち上げ支援を行う。

 「ガバナンス&ガイドライン」カテゴリーでは、Oracle Cloud Infrastructureを中心とする基盤技術のテクニカルアーキテクチャの標準化およびガイドラインの策定、統制支援を行う。

 「プロジェクト・サポート」カテゴリーでは、プロジェクトに対する技術支援、参考資料の提供や資料に基づいたレクチャーの実施、考慮点や注意点、他社事例を含めた回答などをオンデマンドで提供する。

 「オペレーション」カテゴリーでは、リスク分析および基準、計画への反映から、定期的なセキュリティヘルスチェックの実施とパッチ適用を支援、およびコスト管理やログ管理、定期レポートなどの通常運用の省力化支援を行う。

 「ナレッジ&人材育成」カテゴリーでは、クラウド人材育成における目標設定、改善プロセスの実施、スキルの見える化および継続的なスキル向上を支援。オラクルのクラウドネイティブの最新技術を、勉強会やワークショップなどで提供する。