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パナソニック、AIネットワークカメラで抽出したデータを一括管理できる「マルチAIソフトウェア」などを販売

 パナソニックi-PRO(アイプロ)センシングソリューションズ株式会社は25日、AIアプリケーションで抽出した各種データを集約/管理できる「マルチAIソフトウェア」と、AIアプリケーション3種を開発し、2021年12月からパナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社を通じて販売すると発表した。

 マルチAIソフトウェアは、AIプロセッサー搭載ネットワークカメラにインストールされた、AIアプリケーションで抽出した各種データを集約し、一括管理できるソフトウェア。集約したデータはブラウザーを使ってグラフなどで表示でき、統計データとしてマーケティング分析への活用や業務効率化をサポートする。

 また、映像監視ソフトウェア「WV-ASM300(W)」とその機能拡張ソフトウェア「マルチAIプラグイン(WV-ASE335W)」を活用することで、録画の再生・検索・アラーム受信などが可能になる。

 マルチAIソフトウェアに接続可能なAIアプリケーションのとしては、「AI顔検知」「AI人物属性識別」「AI車両属性識別」の3種を同時発売する。

 AI顔検知は、これまで難しかった建物の軒下などの半屋外環境や、マスク着用者の顔を認識し検知できる。マルチAIソフトウェアとの連携で、あらかじめ登録した顔の照合や検索ができる。

 AI人物属性識別は、年齢・性別・服の色・髪型など、人物を11属性46項目に識別する。マルチAIソフトウェアとの連携で、人物属性情報を基に人物の検知や検索ができる。

 AI車両属性識別は、車両を車型や車色などの2属性17項目に識別する。マルチAIソフトウェアとの連携で、属性情報を基に車両の検知や検索ができる。

 各ソフトウェアの価格はオープン。AI人物属性識別とAI車両属性識別の発売は2022年1月で、それ以外のソフトの発売は2021年12月。

システム構成例