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パナソニック、ネットワークカメラ「i-PRO Uシリーズ」の機能を追加・強化した7機種を発表

 パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社は29日、ネットワークカメラのエントリーモデル「i-PRO Uシリーズ」について、機能を追加・強化した7機種を、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社を通じて2021年9月から販売すると発表した。

 i-PRO Uシリーズは、2ネットワークカメラ「i-PROシリーズ」の品質を維持しながら、監視・防犯システム向けカメラに求められる必要最低限の機能に絞り込み、使いやすさにこだわったシリーズ。

 新製品では、設定したエリア内で物体の動きをとらえるとアラーム動作を行う、動作検知(VMD)機能を搭載。例えば、流通・小売における店舗の閉店後の時間に不審者の侵入を検知し、早期発見や効率的な映像監視を実現する。また、妨害検知機能も搭載し、カメラが布やふたなどで覆い隠されたことや、向きを大きく変えられるなどして撮影を妨害されたことを検知すると、アラームを発信して監視業務をサポートする。

 機能面では、ネットワークカメラや入退室管理など、IPネットワークを使用した物理的セキュリティ製品間の標準規格であるONVIFでの接続が可能となった。これにより、ONVIFに準拠した他社製レコーダーやモニタリング機器への接続・連携、他社製ネットワークカメラと混在した監視・防犯システムの構築ができるようになる。

 セキュリティ面では、GlobalSign発行の電子証明書をプリインストールすることで、悪意のある第三者からの映像データの傍受や改ざんを抑止する。

 また、映像については、レコーダーへの録画およびライブ配信時の最大フレームレートを、現行機種の2ストリーム15fpsから2ストリーム30fpsに強化。より滑らかな映像で、特定したい対象・事象の見逃しを低減する。

 製品ラインアップは、電動バリフォーカルレンズ・屋内ボックスタイプの「WV-U1114AJ」、固定焦点レンズ・屋外ボックスの「WV-U1533AJ」など7機種。価格はいずれもオープン。

製品ラインアップ