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パナソニック、「i-PRO AIネットワークカメラ」で指定エリアへの侵入検知アプリが利用可能に

危険行動などを検知し、注意喚起や事故防止を支援

 パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社(以下、パナソニック)は24日、ネットワークカメラ「i-PRO AIネットワークカメラ」の機能拡張ソフトウェア第2弾として、「VPエリア内異常検知アプリケーション」が利用可能になったと発表した。

 「i-PRO AIネットワークカメラ」は、専用のAIプロセッサーを内蔵したネットワークカメラ。機能拡張ソフトウェアをインストールすることにより、カメラが捉える画像の分析・解析をカメラ内部で実施できるようになるため、通常の監視・防犯カメラの用途に加えて、さまざまな用途で利用可能になる点が特徴という。

 今回は、i-PROカメラ アプリケーションパートナーである株式会社ネクストシステムが、「VPエリア内異常検知アプリケーション」を提供開始したことが発表された。

 ネクストシステムが独自開発した姿勢推定AIエンジン「VisionPose」を利用し、範囲を指定したエリア内に侵入した際に、あらかじめ設定された連絡先にアラートを通知できる。エリアの設定はPC上でクリックするだけで簡単に行え、検知領域に人体の部位が入っている状態をVisionPoseにより検出可能にしているとのこと。また、i-PRO製監視映像システムと連携すれば、迅速な証拠映像の確認を行えるという。

 このアプリケーションを利用することにより、製造業において、危険度が高い産業機器などの危険エリアに近づいてしまった場合や、あるいは保育園・幼稚園などで児童が危険なエリアに侵入した場合などに異常検出が可能となるため、予期せぬ事故の防止やセキュリティ対策に活用できるとしている。

 対応するカメラは、「WV-X1571LNJ」「WV-X2571LNJ」など、全5製品である。