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パイプドビッツのローコード開発基盤「SPIRAL ver.2.18」、PHP実行環境や認証APIなどを利用可能に

 株式会社パイプドビッツは、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」の新番「バージョン2.18」を、11月30日より提供開始すると発表した。今回は新たに、「PHP実行環境」「DBトリガ」「認証API」といった機能を実装し、今まで以上に複雑な処理を実行するWebアプリケーションの開発や、CMS連携を行いやすくなるとのこと。なお10月14日より、β版として新版を試用できる。

 SPIRAL ver.2は、Webサイトの作成から登録データの運用までをワンストップで行える開発プラットフォーム。プログラミングの知識を持たない業務担当者であっても、業務に必要なWebアプリケーションをローコードで開発できる点を特徴としている。

 今回の新版では、SPIRAL ver.2上にPHPを記述し、動的Webページを作成できるようになった。例えば、製品一覧データベースから製品リストを取得してプルダウン表示したり、キャンペーン中の総応募数をページ上でリアルタイムに表示したり、といったことが可能になる。

 また、データ登録時や更新時に、レコード処理やメール送信を実行できる「DBトリガ」機能を利用可能になった。この機能では、例えば、利用者の問い合わせ登録時に「メルマガ会員に登録する」にチェックが入っている場合、メルマガ会員マスタにも会員情報を同時登録する同期処理を行えるとのこと。また、問い合わせに対してオペレーターが回答内容を登録したタイミングで、利用者に回答メールを送信する非同期処理も可能になるとした。

 このほか、認証APIを利用し、WordPressなどのCMSからSPIRALR ver.2にアクセスすることも可能になった。これにより、CMSの更新のしやすさはそのままに、会員情報をセキュアな環境のSPIRAL ver.2で管理して会員サイト化する、といった使い方に対応する。