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Web上で従業員情報を一元管理し労務担当者を支援――、パイプドビッツの「SPIRAL HRクラウド」

 株式会社パイプドビッツは12日、SaaS型の従業員情報管理プラットフォーム「SPIRAL HRクラウド」を提供開始したと発表した。

 「SPIRAL HRクラウド」は、煩雑な従業員と労務担当者間の情報取得・申請・管理業務をWeb化し、従業員情報を一元管理できるサービス。入社時に必要な情報は従業員本人がWebから申請できるため、労務担当者が行っているデータ入力やシステム反映の手間を省けるという。

 また、結婚や引っ越しなど、ライフイベントに応じた身上異動の申請手続きもWeb上から行え、従業員側での印刷や押印が不要になるほか、労務担当者側でも紙の配布や回収、原本保管などを行う必要がなくなるとのこと。パイプドビッツでは、紙文化の廃止により、業務プロセスと印刷コストを大幅に削減でき、テレワーク導入の推進も期待できるとアピールしている。

 さらに、複数のシステムやExcelなどに分散していた従業員情報を「SPIRAL HRクラウド」上にて一元管理できる仕組みを搭載しており、従業員名簿を常に最新に保てる点も特徴。クラウド上の従業員名簿にはスマートフォンからもアクセスできるので、従業員から労務担当者に問い合わせる必要がなくなり、双方の負荷を軽減するとした。

 なお、既存の人事システムとの共存や他システムとの連携にも対応し、「SPIRAL HRクラウド」で従業員情報を収集してデータを既存の人事システムに取り込む、といった運用も可能になっている。

 価格は、従業員数500名までの場合で月額1万5000円(税別)。別途、初期費用10万円(税別)が必要となる。また有償のオプション機能「給与明細・源泉徴収票アプリ」が用意されており、必要に応じて利用できるとのこと。

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