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パイプドビッツ、ローコード開発基盤「SPIRAL ver.2」の主要2機能を拡張した新バージョンを提供

 株式会社パイプドビッツは1日、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」について、新版となるバージョン2.19を3月16日に提供開始すると発表した。また、1日には、新バージョンを試用できるβ版の提供を開始した。

 SPIRAL ver.2は、Webサイトの作成から登録データの運用までをワンストップで行える開発プラットフォーム。プログラミング知識を持たない業務担当者でも、Webアプリケーションをローコードで開発できる点を特徴としている。

 新バージョンでは、データベースの情報をWeb上に一覧表示できる「一覧生成機能」と、会員サイトの構築に必要な「認証エリア」の主要2機能を拡張する。

 一覧生成機能では、ファイル型フィールドに対応し、Webページを編集することなく、一覧表上でのファイル配布を可能にする。業務担当者は、SPIRAL ver.2の管理画面からデータベースにファイルをアップロードし、公開/非公開や公開日を登録するだけで、一覧ページに自動的にファイルを公開できる。これにより、FTPやWebページ編集といった作業をすることなく、ホワイトペーパーやカタログページ、セミナーで使用したスライド資料などのファイルを配布することが可能となる。

 また、会員サイトなどのマイページ内で一覧ページや詳細ページを表示する際、ログインユーザーと関連する情報を抽出して表示することを可能にした。例えば、申し込み済みセミナーの一覧や、問い合わせ履歴一覧など、会員ごとにひも付く一覧ページを表示できる。

 認証エリアについては、ログイン後に変更・削除できるデータの対象を広げ、データ処理の自由度を向上する。ログインユーザーは、ログイン認証に使用したデータベースとは異なるデータベースへの変更・削除が可能となり、例えばセミナー管理者が、セミナーマスターに対して、運営中のセミナー情報を変更・削除できるようになる。

 パイプドビッツでは、今後のアップデートにおいて、サイト上に画像表示ができるファイル対応や、郵便番号住所自動補完機能など、ユーザビリティの向上に役立つ機能を順次提供していく予定としている。