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凸版印刷、製造DX支援サービスの周辺機器連携を拡大 点検結果の自動入力で作業の省力化などが可能に

 凸版印刷株式会社は1日、クラウド型の製造DX(デジタルトランスフォーメーション)支援ソリューション「NAVINECTクラウド」の「工程管理サービス」、およびエッジコンピューティングを実現するソリューション「NAVINECTエッジ」の「変化点管理パッケージ」において、周辺機器連携機能を大幅に拡大したと発表した。新たに測定器、計量器、機械式メーターと連携できる機能を追加し、同日より提供を開始する。

 NAVINECTクラウドは、製造現場のデジタル化を支援するオンプレミス型の製造DX支援ソリューション「NAVINECT」の主要なアプリケーションを、より幅広い顧客に手軽に導入できるよう汎用化して、クラウド上で提供するサービス。一方のNAVINECTエッジは、生産装置やエッジデバイスのデータを自動的に取得し、データをエッジサーバーで高速処理し活用することにより、現場改善に寄与するアプリケーションパッケージである。

 今回はNAVINECTクラウドの工程管理サービスと、NAVINECTエッジの変化点管理パッケージといった、ペーパーレス化を推進するサービスに、測定器、計量器、機械式メーターと連携できる機能を追加した。

 製造現場や品質管理室では、従来、測定した数値や現在のメーターの数値などを手動でシステムへ入力していたが、今回の機能拡大により入力が自動化され、作業負荷の軽減や入力ミスの削減、リアルタイムでのデータ活用などが可能になるという。さらに、動作確認済みの周辺機器の導入支援もあわせて提供することにより、迅速な製造現場への導入と改善効果の創出を支援するとのこと。

 なお、NAVINECTクラウドの周辺機器連携機能は、10月6日~8日に開催されるイベント「第23回 自動認識総合展」(東京ビッグサイト)の凸版印刷ブースにてデモンストレーション展示を実施する予定だ。