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VIO、映像監視システム「ArgosView」に入退履歴や作業履歴から録画映像を検索できる新機能を追加

 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社の連結子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズ株式会社(以下、VIO)は6日、映像監視システム「ArgosView」に、入退履歴や作業履歴などの検索条件を設定して監視カメラ映像を検索できる新機能となる「ログ連携機能」を追加すると発表した。提供開始予定は10月15日。

 ログ連携機能では、入退履歴や作業実績などの時刻を含むログデータを取り込み、検索条件に設定することで、対象の映像を簡単に検索できる機能を追加。これにより、調査時間を短縮するとともに、顧客の問い合わせに対するサービスレベルや映像活用の効率化を実現する。

 例えば、オフィスビルでは社員の入退勤時の打刻異常や、来訪者の入退館時刻が未記入の場合、セキュリティドアの入退データに含まれる「カードNo.」「氏名」をキーに映像を検索し、再生することで、入退時刻の早期確認が可能になる。また、工場ではMES(製造実行システム)の「歩留」や「工程」、「ロットNo.」をキーに検索、再生することで、頻発する製造ライン異常の原因調査、業務改善といった活用ができる。

 さらに、入退システムや、WMS(物流管理システム)、MESなどの製造系システムと連携することで、リアルタイムでの映像連携が可能となり、より利便性の高い映像活用が可能になるとしている。

 今後については、画像解析ソフトウェアデべロッパーの株式会社エイブリッジとの連携により、作業指示情報や荷物情報を読み込むことで、作業トレース情報を映像で確認可能な機能を開発しており、VIOではさまざまな解析ベンダーとの連携を深め、より多くの映像活用シーンを創出していくとしている。

 ログ連携機能の料金はArgosView製品価格に含まれ、システム間連携を行う場合は1システムあたり300万円から。VIOでは、2018年度末までに2億円の販売を目標とする。