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過酷な環境下でも設置可能、バッファローが11ac対応の法人向けアクセスポイントを提供防護等級IP55に対応、安定した通信を可能にするDFS障害回避機能も

 株式会社バッファローは22日、法人向け無線LANアクセスポイントの耐環境性能モデル「WAPM-1266WDPR」を5月中旬より販売開始すると発表した。安定した高速通信を必要とするビル・建物間の拠点間通信用途や、多人数の同時接続を前提とした公衆Wi-Fiのアクセスポイントに適しているという。価格は6万9800円(税別)。

 WAPM-1266WDPRは、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応の法人向けアクセスポイント。2x2 MIMOに対応しており、5GHz帯で最大866Mbps、2.4GHz帯で最大400Mbpsの通信を同時に行うことができる。

 また、防護等級IP55(防塵等級5、防水等級5)の防塵・防水性能を備えるほか、硫化水素試験、塩水噴霧試験にも耐えうる高い耐環境性能を持ち、温泉地などでの公衆Wi-Fiの敷設や、ホテルのプールサイドなどへのWi-Fi敷設にも利用可能。-25℃~55℃の広い動作保証温度を生かして、空調が効かず高温・低温になりやすい過酷な環境下や、温度変化の大きい工場や牛舎などでも使用できるとした。

 さらに、DFS(Dynamic Frequency Selection:動的周波数選択)障害回避機能を搭載している点も特徴。一般的な5GHz帯対応製品では、気象・航空レーダー波を検知した際に「DFS(Dynamic Frequency Selection)」により約60秒通信が切断されるが、この製品はDFS障害回避機能によってチャンネルを瞬時に切り替えられるため、高速かつ安定した屋外通信を実現する。