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静岡競輪場、バッファローのアクセスポイントやスイッチなどを導入し快適なWi-Fi環境を構築

 株式会社バッファローは18日、静岡競輪場が、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」をはじめとするバッファローの法人向けネットワーク機器を採用したと発表した。

WAPM-AX8R

 約2万人を収容可能な静岡競輪場では、以前から屋内・屋外ともにWi-Fi環境を整備していたものの、スマートフォンの普及により多くの端末が接続するようになったことで、通信速度が低下する問題が発生。電波が弱い場所も多く、モバイル通信より不安定で移動時のローミングもスムーズではなかったため、「つながりにくい」「有料席なのにWi-Fiが満足に使えない」といった声も上がっていたという。

 そこで同競輪場ではネットワーク設備のアップデートを決断。屋内にWi-Fi 6対応で最大接続台数512台の「WAPM-AX8R」を、スタンド軒下には屋外設置対応で最大接続台数256台の「WAPM-1266WDPR」を導入。多台数の端末が同時接続しても安定した高速通信が可能なWi-Fi環境を構築した。課題だった移動時のローミングについても、スムーズに行えることを施工前に確認したとのこと。

 また、10Gbps対応のインターネット回線にあわせてルーター「VR-U500X」とスイッチ「BS-MS2008P」を採用。これらを10Gbps対応の有線LANポートで接続し、通信の高速性を高めている。加えて、ネットワーク機器をバッファロー製品で統一したことで、集中管理ソフトウェア「WLS-ADT」を利用した、ルーターからアクセスポイントまでの一括管理に対応した。

 こうして導入された新たなWi-Fi環境は、スマートフォンでのWeb閲覧のほか、専用アプリを用いたスタンプの獲得や、静岡競輪場のWebコンテンツサービスへの通信手段としても活用されている。

 さらに静岡競輪場では、音楽フェスやグルメイベント、サッカー観戦のパブリックビューイングなども行われており、これらのイベントでも来場者がより快適にスマートフォンを利用できる環境になったことで、利便性向上や満足度アップが期待されているとのことだ。