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バッファロー、拠点間VPNの構築に適した法人向けVPNルータ 10GBASE-T対応モデルとWi-Fi 6対応モデルを提供

 株式会社バッファローは6日、拠点間VPN環境構築に適した法人向けVPNルータを、5月下旬より順次販売開始すると発表した。10GBASE-T対応の有線LANモデル「VR-U500X」に加えて、1000BASE-Tと無線LANに対応したモデル「VR-U300W」を用意する。

 VR-U500X/VR-U300Wは、VPNを用いたセキュアな拠点間接続を可能にするルータ製品。IPsecとAES 256ビットの暗号鍵により、社内サーバーなどの既存ネットワーク資産を、高いセキュリティレベルで外部と共有可能になるという。また今後のファームウェアアップデートにより、テレワーク中の従業員などが社内ネットワークへアクセスするためのL2TP over IPsecにも対応する予定だ。

 設定は日本語Web GUIから行えるが、SNMPによる管理機能にも対応し、ネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」を用いて、複数のネットワーク機器を統合管理することも可能。さらに、インターネット経由のリモート管理サービス「キキNavi」を用いた遠隔管理もサポートした。

 WANプロトコルとしては、PPPoEやIPoEをサポートする。

 2製品のうちVR-U500Xは、WAN向け・LAN向けの10GBASE-T×各1ポートと、LAN向けの1000BASE-T×4ポート(スイッチ)を備えたルータ。IPsec VPNは最大30対地をサポートし、バッファローでは、拠点だけでなくセンター側での利用にも対応するとしている。

 価格は6万280円(税込)。

VR-U500X

 一方のVR-U300Wは、Wi-Fi 6アクセスポイント機能を備えた拠点向けVPNルータ。IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax規格をサポートし、2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用にも対応する。最大通信速度は5GHz帯が1200Mbps、2.4GHz帯が574MHz。最大10個(2.4GHz帯:5個、5GHz帯:5個)のマルチSSIDも利用可能だ。

 有線LANポートは、WAN向けの1000BASE-T×1ポート、LAN向けの1000BASE-T×4ポート(スイッチ)を搭載した。IPsec VPNは最大16対地をサポートしており、バッファローでは拠点への設置に最適と説明している。

 価格は4万9280円(税込)。

VR-U300W