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IBMから分社するマネージド・インフラ会社の日本法人は「キンドリルジャパン」に

 米IBMがグローバルテクノロジーサービス(GTS)事業のマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門を分社化するのに伴い、日本法人である日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)についても、同事業の分社化を予定している。日本IBMでは5月19日、その社名を「キンドリルジャパン」にすると発表した。当初は合同会社として運営されるが、その後、会社組織を株式会社に変更する予定。

 IBMは2020年10月8日(米国時間)に、GTS事業のマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門を、新たな公開会社として分社化することを発表しており、2021年4月12日には、その社名を「Kyndryl(キンドリル)」と発表した。

 「Kyndryl」という社名は、新会社のアイデンティティーとミッションの中心となる2つの言葉を組み合わせたもので、このうち“Kyn”は親族のような関係を表す“kinship(キンシップ)”から派生したもので、社員、顧客、パートナーといった人々との関係が戦略の中心にあり、長期にわたる関係を構築してはぐくむ姿勢を表しているという。

 一方の“dryl”は植物などのつるを意味する“tendril(テンドリル)”から派生。新しい成長と、顧客やパートナーとともに、常に人類の進歩に向けて取り組んでいるという考えを想起させるとのことだ。

 なお、キンドリルジャパン合同会社は2021年9月1日から日本において事業を引き継ぐ予定で、前述の通り、株式会社への組織変更を予定しており、その後はキンドリルジャパン株式会社になるとしている。

 本店所在地は、日本IBMの本社と同じ、東京都中央区日本橋箱崎町19-21。また、事業開始時点の資本金、代表者などは今後公表する。

Kyndrylのロゴ