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エクイニクスとキンドリルジャパン、日本企業向けの戦略的協業を発表

ハイブリッドマルチクラウド接続と業界エコシステムを共同開発

 米Equinix(以下、エクイニクス)とキンドリルジャパン合同会社は6日、顧客のデジタルシフトを支援し、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代の社会基盤となるデジタルインフラの実装に向け、日本企業向けの戦略的協業を発表した。

 両社は、ハイブリッドマルチクラウド接続に対応したクラウドハブを中心として、クラウド、データセンター、ネットワーク、セキュリティ、システム運用管理といったサービスを提供し、迅速でセキュアなクラウド利用を支援するとともに、業界エコシステムの構築についても連携していくとしている。

 エクイニクスとキンドリルジャパンでは、デジタル変革を進めて継続的に企業価値を高めていくためには、デジタルインフラの高い品質による安心かつ安定した稼働と、AIなどの先進技術を活用して、自動化や効率化を図ることが重要だと説明。また、迅速かつ柔軟なデジタルインフラの構築に向けて、ハイブリッドマルチクラウド環境へのニーズが高まる中、DX時代の社会基盤となるクラウドハブを中心としたソリューションを開発、提供することで、日本企業のクラウドファーストを加速させるとともに、ビジネスを成長させるためのデジタルファースト戦略を支援するとしている。

 エクイニクスは、世界65の都市圏に235以上のデータセンターを所有・運用し、クラウド接続や企業間をソフトウェア定義でセキュアに接続した世界最大の相互接続エコシステムを持つ。キンドリルジャパンは、日本IBMのマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門を分社化した企業で、オンプレミス、マルチクラウドを含むハイブリッドクラウド領域における標準化、自動化の技術力を持つ。

 両社は、ベンダーに依存しない中立的な立場であり、グローバル企業として多くの顧客を支援しており、双方のデジタルプラットフォームとしての実績とカバレッジ、技術力を生かし、DX時代の社会基盤となるデジタルインフラストラクチャーを共同構築することで、顧客のニーズにきめ細かく対応し、より柔軟かつ迅速、安心安全でサステナブルなデジタルプラットフォームの実現を支援していくとしている。