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米KyndrylがIBMからの分社を完了、ニューヨーク証券取引所に上場

ITインフラの構築・運用サービスなどを提供

 米Kyndryl(キンドリル)は4日(米国時間)、米IBMからの分社を完了し、ニューヨーク証券取引所に上場したと発表した。

 IBMでは2020年10月8日(米国時間)に、グローバルテクノロジーサービス(GTS)事業のマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門を、新たな公開会社として分社化することを発表していたが、今回、これが完了。独立した企業としてニューヨーク証券取引所へ上場した。

 Kyndrylの会長兼最高経営責任者(CEO)、マーティン・シュローター氏は、「本日、Kyndrylは独立した企業として、9万名のプロフェッショナル、堅調なバランスシート、および明確な成長戦略をもって発足できたことを大変誇らしく思う」とコメント。また、日本法人であるキンドリルジャパン合同会社の上坂貴志社長は、「お客さまや社会のシステムを安心、安全、安定稼働させ、デジタル変革とインフラの高度化、最適化を一段と推進することで、お客さまに価値を届けられるように進めていく」と語っている。

 Kyndrylは、設立時において年間売上高190億ドルが見込まれており、顧客には、フォーチュン100の75%に相当する企業、および金融、通信、小売、航空、自動車の各業界におけるトップ企業が含まれているとのこと。

 なお11月3日夕刻に、IBM株主に対して、所有するIBM株式5株につきKyndryl株式1株が割り当てられた。この株式割り当てを受け、IBMは現在、暫定的にKyndryl株式の19.9%を保有している。

Kyndrylのロゴ