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IBM、分社するマネージド・インフラ会社の名称を「Kyndryl(キンドリル)」に

 米IBMは12日(米国時間)、グローバルテクノロジーサービス(GTS)事業のマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門の分社によって設立を予定している新会社の名称を「Kyndryl(キンドリル)」にすると発表した。

 IBMでは2020年10月8日(米国時間)に、GTS事業のマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門を、新たな公開会社として分社化することを発表していた。2021年末までに設立を予定している新会社は、190億ドル(約2兆円)の事業規模が見込まれているという。

 新社名の「Kyndryl」は、同社のアイデンティティーとミッションの中心となる2つの言葉を組み合わせたもので、このうち“Kyn”は“kinship(キンシップ)”から派生し、社員、顧客、パートナーといった人々との関係が戦略の中心にあり、長期にわたる関係を構築して育む姿勢を表しているとのこと。

 一方の“dryl”は“tendril(テンドリル)”から派生し、新しい成長と、顧客やパートナーとともに、常に人類の進歩に向けて取り組んでいるという考えを想起させると説明している。

 また今回は同時に、本社をニューヨークに置くことも発表された。Kyndrylのマーティン・シュローターCEOは、プレスリリースの中で「世界で最も活気がある、グローバルな大都市のひとつに拠点を置くということは、世界中の都市の経済に対する私たちのコミットメントを明確に示している」とコメントした。

新会社のロゴ