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D-Link、クラウド管理に対応したWi-Fi 6 2×2アクセスポイント「DBA-X1230P」

 ディーリンクジャパン株式会社(以下、D-Link)は11日、クラウド管理に対応したWi-Fi 6(IEEE 802.11ax、2×2 MIMO)対応の無線LANアクセスポイント「DBA-X1230P」を、同日より販売開始すると発表した。価格は3万9800円(税別)から。

 DBA-X1230Pは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応したアクセスポイント。複数クライアントの同時通信を可能にするMU-MIMOや、Wi-Fi 6の高速化技術であるOFDMA、電波干渉に強いBSSカラーリングなどの機能を搭載し、企業内で増加するクライアント通信を安定して処理できるという。

 また、D-Linkのクラウド型ネットワーク管理サービス「Nuclias Cloud」に対応している点も特徴で、初期導入工数を削減する「ゼロタッチ設定」や、クラウドから対応機器/接続クライアントを監視できる「モニタリング機能」などを利用できる。こうした機能を用いることで、万一ネットワークに問題が発生した際でも、問題を迅速に特定し、システム管理者の管理工数削減を支援するとした。なお、DBA-X1230Pには1年分のライセンスが標準で付属しているが、6年、8年のライセンスパックとセットにした長期モデルも用意された。

 有線LANのインターフェイスは、PoE(IEEE 802.3at)受電に対応した1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1ポートを搭載する。最大消費電力は14.7W(PoE Off)/16W(PoE On)。

 D-Linkでは、DBA-X1230Pについて、無線LANの構築が1台10分で完了するシンプルさから、多拠点・多店舗展開をしている企業などに適しているほか、設置時だけではなく店舗移転時なども、インターネット環境をあらかじめ用意しておけばVLANなどの周辺機器への設定が不要で、無線LANの移設を簡単に行えるとアピールしている。

DBA-X1230P