OBC、販売管理システムと連携して請求書のペーパーレス化を支援する「奉行Edge 請求管理電子化クラウド」

　株式会社オービックビジネスコンサルタント（OBC）は、クラウド型販売管理システム「商奉行クラウド」と連携して請求書のペーパーレス化を支援するサービス「奉行Edge 請求管理電子化クラウド」を、4月23日から販売開始すると発表した。

　奉行Edge 請求管理電子化クラウドは、商奉行クラウドから発行されるさまざまな指定請求書を、そのままのイメージで電子化し、タイムリーに送付できるソリューション。商奉行クラウドに搭載されているオリジナルフォーム機能によって、多様な請求書のフォーム設計と電子化を可能にしており、あらかじめ用意されているフォームの編集や社印出力、任意の文字・線の追加などを自由に行えるため、従来のフォームや取引先指定のレイアウトを変更することなく、すべての請求書を電子化できるという。

　また、受領側が受け取りやすくペーパーレス化を実現しやすいよう、請求書のPDFデータには自動でタイムスタンプが付与され、電子帳簿保存法に対応できるようにしている。発行側も、一度も紙に出力せずに電子データで送付する「電子取引」に該当するため、双方でペーパーレス化を実現するとのこと。

　さらに、配信スケジュールを設定し、商奉行クラウド上で発行処理をするだけで、請求書データは指定の日時で取引先にメール配信される仕組みを搭載した。また請求書・納品書データを再送する場合は、画面上から配信履歴を指定してワンクリックで送付が完了する。

　こうした機能により、インターネット環境さえあれば在宅やテレワーク環境で請求書発行の業務が行えるので、コロナ禍における多様な働き方をサポートするとした。

　なお今後は、請求書の受領データをWeb上で参照・検索できる機能追加を予定しており、受領側の利便性を向上させることで、中堅・中小企業がよりペーパーレス化に取り組みやすいようにするとのことだ。

　奉行Edge 請求管理電子化クラウドは法人単位での年間契約となり、価格は年額3万円。商奉行クラウドもしくは「債権奉行クラウド」Sシステムとのサービス連携が必要となる。また、同サービスを利用した請求書の電子発行を行うには、別途「奉行電子サプライ」の購入が必要。こちらの価格は、請求書発行数500件で3万5000円から。