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OBC、小規模企業向けのクラウド販売管理「商蔵奉行クラウドi Jシステム」

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)は27日、小規模企業向けのクラウド販売管理システム「商蔵奉行クラウドi Jシステム」を、同日より販売開始すると発表した。販売中の小規模向けクラウド型会系システム「勘定奉行クラウドi Jシステム」とあわせ、会計業務・販売管理業務のクラウド化を行えるため、在宅勤務/テレワーク導入を支援できるとしている。

 商蔵奉行クラウドi Jシステムは、多くの中小企業で導入されているクラウド型販売管理システム「商蔵奉行クラウド」の業務範囲や機能性はそのままに、小規模企業向けに導入コストを大幅に抑えたサービス。受注/発注から請求/精算、入金/支払い、在庫管理まで、販売管理業務をフルカバーできるという。

 また、従業員が少ない小規模企業での利用においては、業務担当者だけでなく、営業担当や経営者などが利用することも想定し、操作性と使いやすさを追究している点も特長。これにより、業務担当者は自宅で受注・発注や入金などの通常業務に集中できるほか、業務担当者以外のメンバーも自宅で受注状況の確認や売上資料の出力などを同時に行えることから、会社全体の在宅勤務/テレワーク運用を実現するとしている。

 さらに、ほかのメンバーも販売管理を利用できるので、待ち時間なく仕事が進められ、高い生産性を維持しながら在宅勤務/テレワークを行えるとした。

 加えて、自宅からアクセスしても安全に使えるセキュリティ機能や、多重アクセス、必要な分だけのライセンス拡張、APIによる顧客管理との自動連携など、さまざまな機能を搭載しながら、小規模企業向けに導入コストを約40%抑えて提供するとしており、OBCではコストパフォーマンスの高さをアピールしている。

 このほか、伝票計算式による取引金額の自動算出や、消込処理だけで入金/支払伝票を自動作成する機能など、業務生産性を向上する機能も搭載しているとのことだ。

 1ライセンスあたりの価格(税別)は、販売管理機能を提供する「商奉行クラウドi Jシステム」が年間10万8000円から、仕入管理・在庫管理機能を提供する「蔵奉行クラウドi Jシステム」が年間10万8000円から。両者の機能を兼ね備えた「商蔵奉行クラウドi Jシステム」は、年間19万2000円から。いずれの場合も、初期費用(5万円から)が別途必要になる。