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OBC、企業の請求書管理業務のデジタル化を支援するクラウドサービス「奉行Edge 請求書DXクラウド」

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は20日、企業の請求書DXを支援する新製品として、請求書の発行・受領を管理するクラウドサービス「奉行Edge 請求書DXクラウド」を発表した。発行側向けの「奉行Edge 発行請求書DXクラウド」、受領側向けの「奉行Edge 受領請求書DXクラウド」を、10月10日に販売開始する。

 奉行Edge 請求書DXクラウドは、請求書の発行・受領に伴うさまざまな工程を管理するクラウドサービスで、累計80万社の導入実績から培った業務のノウハウによって、請求書の発行・受領後に続く業務までの電子化をきめ細やかに対応できるという。

 OBCでは、単なる電子発行や電子受領への対応にとどまらず、デジタルデータを前提とした最適なプロセスで、請求書の発行・受領業務が行える環境を提供でき、請求書の発行・受領後に発生する電子取引や、インボイス制度に対応した適切な経理業務を、デジタルデータを使ってスムーズに進められる状態を実現すると、そのメリットを説明した。

 発行側が利用する奉行Edge 発行請求書DXクラウドは、従来製品の「奉行Edge 請求管理電子化クラウド」を拡張したもので、発行した請求書を、Webやメールによって自動で送付可能。郵送作業の代行サービスも用意されているので、紙を希望する取引先にも、従来の手作業による封入・封かんなどを行わずに済むとしている。

 また、請求書の発行が済んでいるかどうかや、電子送付した請求書を取引先が確認済かどうかを一覧で可視化する機能により、請求書の発行ミスや漏れを防止可能。さらに、販売管理システムの請求書PDFやCSVの請求データを自動で取り込めることから、スムーズに請求書の電子発行を始められるとした。

 一方、受領側が利用する奉行Edge 受領請求書DXクラウドは、従来の「奉行Edge 支払管理電子化クラウド」を機能強化したサービス。Webやスマートフォンアプリから、ワークフローを通して請求書や領収書をデジタルデータで集められ、自動でデータ化する仕組みも備えているため、手入力なく迅速に支払までを完了できるという。

 具体的には、取引先に応じた支払条件をシステムが記憶し、支払予定が自動作成されるほか、支払状況の可視化によってミスや漏れを防止する。また、債務仕訳や支払仕訳をCSVデータで出力できるので、利用している会計システムとスムーズに連携できるとのこと。