ニュース

ウイングアーク1st、文書管理クラウド「SPA Cloud」とServiceNowを連携させたソリューションを提供

ServiceNowのデジタルワークフローを起点にした業務プロセスの自動化を実現

 ウイングアーク1st株式会社は6日、ドキュメント管理ソリューション「SPA Cloud」とServiceNowを連携させた「SPA Cloud for ServiceNow」を提供開始すると発表した。価格は月額7万5000円(税別)からで、ServiceNowの運営するアプリストア「ServiceNow Store日本版」から提供する。

 SPA Cloudは、OCRと文書管理の機能を統合し、書類のデータ化や業務の自動化、データの活用を支援する文書データ活用クラウド。今回、ServiceNow用に開発された専用アダプタ「SPA Cloud Adapter for ServiceNow」により、ノーコードでSPA CloudとServiceNowとの連携が可能となった。

 具体的には、SPA Cloud Adapter for ServiceNowにより、ServiceNowの対象レコードと文書をひも付けてSPA Cloud内のフォルダーへ保管でき、SPA Cloudに取り込んだ文書をServiceNow詳細画面上のURLリンクから参照可能になっている。

 こうした機能についてウイングアーク1stでは、SPA Cloudの自動取り込み・自動仕分けや版管理・文書管理機能により、文書管理に伴う煩雑な作業を自動化して、業務の効率化と内部統制を高めるセキュアな環境での運用が可能になるほか、AI-OCR機能の活用により、紙文書の電子化を単なるイメージデータにするのではなく、文書属性や内容がデジタル化されるので、文書データを有効活用できるとアピールしている。

 具体例としては、ServiceNowの顧客向けカスタマーサポートサービス「ServiceNow Customer Service Management」のユーザーは、顧客対応に関する申込書などの取引文書をセキュアに自動保管でき、ServiceNowのデジタルワークフローを起点にした業務プロセスの自動化を実現するとのこと。

 また、ServiceNow上に蓄積されたデータをそのまま帳票出力可能にする「SVF Cloud for ServiceNow」との連携により、帳票発行から文書保管までをオールインワンで運用可能になるとした。