ニュース

ウイングアーク1stのクラウド型文書流通サービス「SVF TransPrint」、運用効率向上のための機能強化を実施

 ウイングアーク1st株式会社は30日、クラウド型文書流通サービス「SVF TransPrint」の新版を提供開始したと発表した。

 SVF TransPrintは、企業間における紙の帳票のやり取りをオンラインで完結できるようにする、文書データ流通クラウドサービス。帳票のWeb配信・返信を実現する「SVF TransPrint Web配信」と、帳票の郵送サービス「SVF TransPrint郵送」の2で構成され、文書を届ける手段としてWeb配信と郵送の併用を実現している。

 今回の新版では、運用効率向上に焦点をあてた機能拡張を行った。SVF TransPrintでは、ドキュメント管理クラウド「SPA Cloud」と連携して配信を行っているが、SPA Cloud上の配信フォルダーにアクセスするには、すべてのフォルダーに対するアクセス権限が必要だった。今回の機能拡張により、SPA Cloudのグループを配信先に割り当てることでアクセス制限が解除でき、配信先ごとのフォルダーアクセス制御も可能になるという。また配信先からのファイルアップロード(受け取り)機能においても、アップロードされたファイルのアクセス制限が可能になった。

 また今回は、配信後、未ダウンロードの配信先に対するリマインドメールの自動送信数の上限を解除した。これにより、初回送信時から毎日、リマインドメールが自動送信されるようになる。

 さらに、新フォーマット追加により、Excel/CSVでの配信先一括更新に対応し、メールアドレスの総入れ替えと担当グループの作成を行えるようにしたほか、配信先の登録メールアドレス数を5個から10個に拡張している。

 このほか、多量印刷に備え、ファイル容量が500MBを超える場合に、ダウンロードするzipファイルの分割に対応した。また、これまでは印刷用に結合したPDFファイルを1000ページごとに分けて保存していたが、多量印刷時のプリンタへの印刷指示回数を削減するため、結合するページ数の指定が可能になっている。