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DAL、Web-EDI基盤「ACMS WebFramer」をアップデート ACMS Apexとの統合管理で運用効率を向上

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は8日、Web-EDI基盤「ACMS WebFramer」と、そのオプションである「ACMS WebFramer電子機器業界調達業務向けWeb-EDIテンプレート」(以下、EIAJテンプレート)、および「ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツール」において、新版「バージョン1.8」を販売開始すると発表した。

 ACMS WebFramerは、Web-EDIシステム構築のためのシステム基盤製品。業務管理やアカウント管理、セキュリティポリシー管理など、Web-EDIに必要となる管理機能を備えているほか、基幹EDIシステム「ACMSシリーズ」との連携にも対応し、同じ運用体系の中でWeb-EDIを構築できるという。

 2024年1月に切り替えがはじまる固定電話のIP網化により、企業は従来型EDIからインターネットEDIへの移行を迫られており、DALはこの解決策として、エンタープライズ向けデータ連携基盤「ACMS Apex」をベースに、インターネットEDIへの切り替えを提案している。

 しかし、EDIを行うほどの取引先数や取引量が多くない場合、あわせてブラウザベースのWeb-EDIを容易に導入できるよう、ACMS WebFramerの新版では、ACMS Apexとの統合運用管理を実現し、いっそうの企業間商取引業務の効率化を図れるにようになったとのこと。具体的には、ACMS Apexに対して、ACMS WebFramerが持つ業務APIからロード実行やログの連携が可能になっている。

 またACMS WebFramerの新版では、アカウントのパスワードを再設定できる「パスワード再設定機能」を追加。Oracle Java SE 11やRed Hat OpenJDK 11、Amazon Corretto 11などのJDK、PostgreSQL 13データベースを新たに稼働環境としてサポートした。

 さらに、EIAJ-EDI標準(現JEITA/ECALGA標準)をもとにした、調達業務向けの業務テンプレートであるEIAJテンプレートでは、JEITA/ECセンターが発行したWeb-EDIガイドラインの適合製品として認定を取得し、利用者の利便性が考慮されたWeb-EDI製品であると評価されたとのこと。

 もう1つのオプションであるACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツールは、登録画面から業務データベースレイアウトや取引画面レイアウトなどを登録し、業務フローを設定することで、マルチブラウザ対応のWebアプリケーションを動的に自動生成できるツール。

 こちらも新版において、JDA、データベースのサポート環境を拡張した。このほか、業務画面において任意のJavaScript/CSSを読み込む機能や、業務画面においてパスワードを初期化する機能も追加されている。

 価格(税別)は従来と変わらず、買取モデルの場合、ACMS WebFramerが200万円、EIAJテンプレートが500万円、ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツールが100万円。