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SASのデータ分析プラットフォーム「SAS Viya」、Microsoft Azure上で実行可能に

 米SAS Institute(以下、SAS)は現地時間2日、SASが2020年6月に発表したマイクロソフトとの戦略パートナーシップの最新の動きとして、データ分析プラットフォーム「SAS Viya」が、Microsoft Azureのクラウドプラットフォーム上で実行可能になったと発表した。

 SASでは、AzureとSAS Viyaアナリティクスプラットフォームが統合することで、顧客はクラウド環境において、SASアナリティクスの簡単な立ち上げ、確実な実行、最新のイノベーションや機能強化への簡単なアクセスが可能になり、使い慣れたツールですべてを一元管理できるようになると説明。IT部門は日常的な分析ワークロードではなく、より付加価値の高い戦略ワークロードに注力して、ビジネスリーダーのより良い意思決定を支援できるようになるとしている。

 SASとMicrosoftの共同ソリューションとして、Microsoft Azure MarketplaceでSAS Viyaに搭載されたPredict & Plan Consumer Demand(消費者需要の予測と計画)を入手できる。SASが小売業や消費財メーカーへの支援で培ってきた経験により、予測精度の向上、利益率の改善、在庫の削減、顧客との有意義なつながりを強化でき、Microsoft Azureの柔軟性と合わせて複雑な計画タスクを自動化し、サプライチェーンの効率を高められる。

 また、これを皮切りに、SASとMicrosoft Azureは協働して、さまざまな業界向けのクラウドアナリティクスソリューションを構築していくとしている。

 SAS ViyaおよびSASとMicrosoftとのパートナーシップの詳細については、米国時間2月11日に開催されるバーチャルイベント「Travel to Faster, Trusted Decisions in the Cloud」で紹介する。また、日本では、3月に日本語版公開予定としている。